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VIXの内訳(変動要因分解)

 問題意識 VIX指数はS&P500の オプションの値段を加重平均していろいろ やって算出しているという。 VIX指数が例えば30の時そのどのくらいがプットの寄与でどのくらいがコールの寄与なのか知りたい。 調査方法 CBOEのサイト から個々のS&P500オプションの値段を取得する。 CBOEの計算方法に基づきVIX指数を算出する。 その際に行使価格の幅と水準を使ってオプション価格を加重平均して使っているので、そのうちコールの部分合計、プットの部分合計、その他の部分に分けて合計1になるようにウェイト付けする。 VIX指数に同ウェイトをかけてコール部分、プット部分、その他部分の寄与を計算する。 調査結果 2021年12月3日午後16時15分頃のVIX水準は30.67(だいたいの時間なので当日のVIX終値とは微妙に差がある) そのうちコールによる部分は5.4ポイント(18%) プットによる部分は25.0ポイント(82%) その他の部分は0.2ポイント(1%) 感想 VIX指数全体のうちプット部分による寄与が非対称に大きい。 時系列で調べていないがVIXの変動はプットの価格の動きで決まるのではないか。

ボラティリティが上がるとVIXは上昇するのか?

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 疑問 1993年に計算が始まったときVIXはインプライドボラティリティ(IV)を加重平均して計算していたが2003年からオプション価格を参照して計算されるようになった という 。 計算方法が変わったがVIXはインプライドボラティリティと同じ動きをするのか? 調査方法 前回の投稿 と同じように、2021年11月の株価、金利等のデータを使用。 いくつかのIVをブラックショールズモデルに投入してオプション価格を行使価格別に計算 得られたオプション価格群をCBOEのVIX計算式に入れてVIXを計算する IVの動きとVIXの動きを比較する 調査結果 以下のチャートのとおり VIXはインプライドボラティリティと同じ数字をとる 計算方法が変わっても同じ結果が出る