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レンジ相場でレバレッジファンドが減価する理由

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 (疑問) レンジ相場でレバレッジファンドが減価するのはなぜか (調査方法) 具体的なシナリオでシミュレーション 当初株価100で90から110の間を変動し最後も100になる株式を想定 -1から2までの異なるレバレッジでの基準価格を計算 (調査結果) シミュレーション結果は下記の通り 株価が行ったり来たりしてもとに戻る場合一番成績がいいのはレバレッジ0.5倍。 レバレッジ-1倍と2倍は株価が元に戻ったが基準価格は0期比でマイナス。 この理由は、株価変動に対応したポジションの調整数量を計算した右端のbuy/sellで示される。 レバレッジ0.5倍の時株価が下がると買い、上がると売りという行動をとる。 レバレッジ-1倍と2倍の時は逆に、下がったら売り、上がったら買いという順張りの行動をとることになる。 つまり株価が上がる直前にポジションを減らし、下がる直前にポジションを増やしている その結果レンジ相場では成績が悪化する。 より広く考えれば、全体株価が下がる(上がる)とレバレッジファンドの売買が下げ(上げ)に拍車をかける

レバレッジがなぜ危険か?~投資対象の値動きとレバレッジの関係について

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 (疑問) レバレッジをかけた取引が危険といわれるがなぜか。 自己資金以上の損が発生するから とかいうが改めて考えてみた (調査方法) 仮想資産について価格変動を想定。 当該仮想資産について当初のレバレッジが価格変動後にどうなっているかを調べた。 具体的にはレバレッジマイナス1からプラス2の範囲で投資した結果をシミュレーションした。 (調査結果) シミュレーション結果は下表のとおり。 上記以外のレバレッジについてもシミュレーションした結果をチャートにまとめた。 縦軸が価格変動後のレバレッジ、横軸が価格変動、それぞれの線が当初のレバレッジの水準を示す。 シミュレーションから読み取れることは以下の通り 当初レバレッジ=1(フルインベストメント)または当初レバレッジ0(投資しない)場合: 価格がどう変わってもレバレッジは1または0で一定 当初レバレッジ0超、1未満の場合(=自己資金内での投資): 価格上昇時は上限1までの範囲でレバレッジ上昇。 価格下落時は0以上の範囲でレバレッジ低下。 価格上昇後に売るとレバレッジ低下。 価格下落後に買うとレバレッジ上昇。 当初レバレッジ1超(自己資金以上のロング)の場合: 価格上昇時はレバレッジ低下(ただしどんなに下がっても1以下にはならない)。 価格下落時はレバレッジ上昇。上限無限大。 当初レバレッジを維持するには =>価格上昇時には追加的な買い(ロングを増やす) =>価格下落時には追加的な売り(ロングを減らす) が必要=>直感に反する。 当初レバレッジ0未満(ショート)の場合: 価格上昇時はレバレッジが減少(マイナス方向にレバレッジ上昇=リスクは増大、マイナス無限大まで)。 価格下落時はレバレッジが増加(マイナスの範囲でレバレッジ減少=リスクは低下、ただし0以上にはならない)。 当初レバレッジを維持するには =>価格上昇時には追加的な買い(ショートを減らす) =>価格下落時には追加的な売り(ショートを増やす) が必要=>こちらも直感に反する。 レバレッジ0未満または1以上で運用を行っている場合、想定と逆に価格が動くと予想外に早くレバレッジの絶対値が高まる(リスクが急上昇する)可能性があるので注意。 自己資金の範囲で運用を行う場合にはどう価格が動いてもレバレッジは0から1に収まり、リスク無限...