レバレッジ2倍ファンドに50%アロケーションして運用効率を高めたいが高まるか?

 疑問

  • 手元資金効率化のため2倍のレバレッジをかけた金融商品を資産の50%組入れれば投資成果はレバレッジ1倍と同じになるか?
  • S&P500のインデックスファンドに100%投資する場合と、S&P500の2倍の運用成績を目指すレバレッジファンドに50%投資する場合とでパフォーマンスに差は出るか?

調査方法

  • S&P500の2020年の日次パフォーマンスに基づいて手持ち資産を:
    • S&P500に100%配分した場合と
    • レバレッジ2倍のファンドに50%配分した場合に分けてシミュレーションを実施
    • ファンドに50%配分した場合については下記2パターンを検討した
  • パターン1:期首に資産の50%をレバレッジ2倍のファンドに投資したものとしてパフォーマンスを算出する
  • パターン2:期首に資産の50%をレバレッジ2倍のファンドに投資、その後も資産の変動に合わせて日々キャッシュ50%、ファンド50%になるようリバランスしてパフォーマンスを算出する

結果

  • パターン1(リバランス無しのケース)では、S&P500のパフォーマンスに劣後する結果となった。
  • パターン2(日々アセットアロケーションをファンド50%、キャッシュ50%となるようリバランス)では、パフォーマンスはS&P500に一致した。

投資戦略への示唆

  • 資金効率化のためにレバレッジファンドを活用しても、原資産(S&P500)のパフォーマンスを正確に反映するには日々リバランスが必要。
  • レバレッジ2倍ファンドの純資産がレバレッジ1倍ファンドより大きい時、変動幅はレバレッジ1倍ファンドの2倍以上になり、逆の場合は変動幅が2倍以下になる
    =>パフォーマンスは期待通り50%×2倍=100%とはならない
  • 設計上レバレッジファンドは変動率=2倍だが日々先物ポジションを純資産の残高に応じて組みなおすためリスクイクスポージャーが常に2倍になるとは限らず「変動幅」は2倍にならない
  • 現実の運用ではレバレッジファンドでより多く発生する経費、リバランス時の売買手数料も問題になる。

結論

  • レバレッジファンドを使った運用効率化はかなり大変

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